下総日常探勝10

俳人協会の会報「俳句文学館」9月5日号の「この一冊」のコーナーに、旧知の林誠司さんの著書『俳句再考』が紹介されていました。
実は、私としては誠司さんに「良書でした」と拙いながらも感想を送らせていただくつもりでした。ところが、これが書けないのです。書きたい部分が多すぎて長文になってしまうのです。
これまで俳句を作るうえで、また鑑賞するうえでさまざまに議論されてきたことを、本当にすっきりさせてくれ、多くの気づきを与えてくれたと書きたいのですがうまく書けないのです。
紹介する鈴木久美子さんが、これまた実に見事なまとめ方で、「そうそうそれが言いたかったのだ」と相槌を打ちながら「この一冊」を読ませていただきました。
誠司さんに書いていただいた「俳諧自由」の言葉を、いま改めて噛みしめています。